単純にフルトン戦より面白かったし、タパレスの粘り強さは想像以上で緊迫感があった試合だった。
タパレスは攻めこまれてもしっかり狙ってるのがわかったし、あれだけディフェンシブでいながら隙を見て振ってくる。おそらくドネア戦に次ぐくらい井上はパンチを貰ったように見えた。
4Rでダウンを奪ったときは、これは5Rくらいで決めるかもと一瞬思ったが、普通に考えてみれば、井上といえどもSバンタムの王者クラスがしっかり仕上げてくればそう簡単な試合にならないのは当たり前。
10Rのフィニッシュシーンは僅かなガードの隙間から右ストレートを左テンプルに当てたものだったが、ダメージの蓄積もあってタパレスは耐えきれなかったのだろう。それにしても井上は判定までもつれずによく倒し切ったと思う。
ノックアウトで倒してこそPound For Pound 。
井上は当分Sバンタムで戦うと言っているので次はネリかアフマダリエフのどちらかだろうが、ファンの望む熱いファイトへの期待は来年も尽きない。
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by karl.helmut
| 2023-12-27 10:30
| Sports