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プロレス厳冬の時代へ
日テレの地上波プロレス中継に幕 継続はテレビ朝日系だけ

日本テレビは23日、4月の番組改編に伴い、「プロレスNOAH中継」を3月末で終了させることを明らかにした。開局直後の1954年から一時中断を挟んで続いてきた同局系のプロレス中継が、地上波から消える。(中略)
「プロレスNOAH中継」は4月以降、CSの日テレG+で放送を続ける。地上波のプロレス中継はテレビ朝日系だけとなる。久保伸太郎日テレ社長は「時代の変遷とともに(視聴率は)極端な落ち込みがある。本当のファンに見ていただけるような有料課金放送に移していく」と説明している。(47news.jp 2008.2.23
プロレス自体、テレ朝(新日)と日テレ(NOAH)の中継が深夜枠へ移行した時点で既に「冬の時代」には突入していた。今回の事態は、日テレの赤字転落に伴うコストカットの余波を受けた形であるが、いずれこうなることは時間の問題であったといえる。(それにしても最近の日テレは、東京ヴェルディの売却や巨人戦地上波放映大幅削減などスポーツ分野へのコスト切捨てが目につく)

そもそも「NOAH」と言っても、一般の人にとっては、いったい何の団体なのか?、誰が何をしているのか? という程度の認識であろう。
幼少の頃から格闘技ファンを自認しているこの自分でさえ、TVでプロレスの中継を観なくなってもうかなり久しい。たまたま1年ほど前「NOAH」のTV中継を観た時、腹の出た三沢、頭の薄くなった秋山の姿に軽い衝撃と時の流れを感じたものだった。

リアルファイトの総合格闘技もいいけれど、昔のプロレスにはプロレスの凄みがあった。プロレスにはストーリーがあるとはいえ、昔のプロレスには闘いのロマンがあった。それゆえ、今あるプロレス団体の中で世間から一番人気を得ているのが、格闘とはおよそ対極にあり、エンターテインメント性を全面に出している「ハッスル」ということには何か割り切れないものを感じる。けれども、これが今の現実であり、今の世間のニーズなのであろう。今のファンはプロレスに対して、"鍛えてあげている肉体"とか"強さ"とかを求めてはいないということである。

ふと、昔見た夢枕獏の「仰天・プロレス和歌集 」という本にあったこんな句を思い出してしまった。

「医者へ行き 運動不足と言われて 我はプロレス二十年目」
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by karl.helmut | 2009-02-24 23:45 | News | Comments(0)