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グルメの嘘
b0024824_20335461.jpgグルメの嘘

友里征耶 著
新潮新書、¥735



「第三章:飲食業界の常識・非常識」から -
・性格の悪い料理人の店に美味いものなし
・再開発ビルの店にCP(コスト・パフォーマンス)良い店なし
・多店舗展開にCP良い店なし、そして美味しい料理もなし
・なぜメディアに盛んに露出している店が美味しくないのか
・サロン化した店に美味いものなし.....


川崎・蒲田の夜の生活が中心の今においては、グルメというものとは縁がないし、メディア等で有名なものをわざわざ食べに行くこともない生活をおくっている。それゆえ街で店に並ぶ行列を見てもあまり興味もないし、ネットで取り上げられている店の評判に対しても懐疑的に思うことが多い。

この本は、フード・ジャーナリズムやメディアの情報が一種の権威のようになっている現状に対して、様々な切り口から問題点を具体的にあげ是々非々で論じている。そのため、自分のようないわゆるグルメファンでない者にとっても妙に納得するところが多い。

そもそも個人の「美味しいという感覚」には普遍的な基準というものはないし、旨いものは食べたいがいわゆる有名店に対して何かちょっと変と思っている人は結構いるように思う。

グルメの世界も結局は「蛇の道は蛇」なんだろうが、その世界を我々も垣間見れて結構面白い。
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by karl.helmut | 2010-08-14 23:33 | Others | Comments(0)