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全然余裕でしょう
“想定外”の気温上昇で“冷や冷や”の電力需給

原発事故による電力不足で節電を迫られるなか、関東を中心に24日の日本列島は、猛烈な暑さに見舞われた。東電管内では、冷房需要で瞬間的な最大電力使用量に対する供給力の余力が9.1%と、適正水準の10%程度を割り込んだ。東北、関西電力管内でも余力が10%に迫った。東電や政府が想定していたよりも早い時期に酷暑が訪れたことで、“冷や冷や”の電力供給を迫られた。(中略)東電が緊張したのは、これまで7月を照準にして準備をしてきたためだ。休眠火力発電所の再稼働などによる供給力の上積みは、7月末までに5520万キロワットに引き上げる途上にある。前日の予測の段階で余力が3%を切る可能性が出た場合、午後6時をめどに政府が「需給逼(ひっ)迫(ぱく)警報」を発令する「でんき予報」のスタートも7月1日からだ... (2011.6.25 Sankei.jp
東電は、相変わらず「6月にここまで猛暑になると思わなかった」というようなお得意の想定外コメントをしているものの、去年この暑さだったら軽く5000万キロワットは超えてたはずで、そういう意味では真夏並みの猛暑で4389万キロワットで抑えられているということは、巷の節電努力という観点ではそれなりの効果がでてるということでしょう。

問題は、東電が発表している7月末での最大電力供給力5520万キロワットへの到達ペースが今どうなっているのか? それが明らかにされていないこと。本来ならば、今の時点でどのくらいの最大電源供給量を確保できているのかを何よりもまず逐次公開すべきでしょう。民間企業から融通される余剰電力も当初よりかなり増えているはずだし...
おそらく、東電は原発再稼働の駆引きのために、今の時点の本当の最大電源供給量を敢えて積極的に公開していないんじゃないかと睨んでいる。

騙されてはいけないのは、本当の「最大電力供給量」と、今、東電が毎日発表している「本日のピーク時供給力」はイコールではないということ。もちろん東電も企業であるから、無駄になる発電をしないために需要予測から当日のピーク時の供給量を決めて発電することには何ら問題はない。ただ、問題なのは、電力が本当に今どれくらい切迫しているかを判断するのに、それを東電が恣意的に決める「本日のピーク時供給力」を分母にして判断すれば、ちょっと予想外の気温上昇があれば使用率が90%超になるのは当たり前ということ。

節電は必要ですが、私は東電の言う脅しにも似た電力不足という煽りには踊らされません。
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by karl.helmut | 2011-06-25 23:10 | News | Comments(0)