地デジってそうなんだ...
2006年 08月 04日
どうなる年末カウントダウン? 地デジでは「時報」が無くなる、の真相を探る!
「た、大変です。時報がないんです!」-- 地デジライフを満喫しているイラストレーターの千夏ちゃんから、久々に連絡がきた。なにかと思ったら、「地上デジタル放送ではNHKの時報が放送されない」というのだ。そんなバカなことがあるだろうか?しかし、実際にテレビを2台並べて、時報の表示がある12時にチャンネルを合わせた... (Nikkeibp 2006.7.24)
地上デジタル放送では、受信したテレビ側でデジタル信号をアナログ信号に戻してテレビ表示しているため、必ずタイムラグ(数秒)が発生するというのがその理由。
送信側と受信側とに明らかな時間のズレが生じるため、朝(7:00)、昼(12:00)、晩(19:00)のNHKニュース直前の秒針で表示している時報画面は地デジではできないということ。今まで当たり前のように見ているものが無くなると、不便ということではないにしろちょっと違和感は感じてしまう。
定時の番組にしても、厳密に言えば例えば19:00:00ちょうどに番組が始まっていたものが、地デジでは、19:00:03とか若干遅れて開始するということである。
まぁ、タイムラグと言っても数秒ならば、いつも地球の裏側からの衛星中継でも見ていると思えばどうってことないかもしれないが、確かに年越しのカウントダウンなど、中継現場とお茶の間で一体感を共有することが売り物の番組などは少なくなるのかもしれない。
"リアルタイム"という要素の重要性は、失ってみるとその大きさがわかってくるものである。
by karl.helmut
| 2006-08-04 23:03
| Life