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黒髪'80s別館


by karl.helmut
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THE SINGLES by MOTOHARU SANO

THE SINGLES by MOTOHARU SANO_b0024824_10505493.jpg「THE SINGLES EPIC YEARS 1980-2004」
MOTOHARU SANO  ¥3,500(税込)

佐野元春がエピック・レーベル在籍中にリリースされたシングル曲のコレクション・アルバム。
38曲のシングルに加えて、このコレクションのためにリミックスされた"ガラスのジェネレーション2006"を収録。過去のアルバムに収録しているシングル曲はアルバム用録音のものも多いため、貴重なオリジナルバージョン盤でもある。

彼は昔、"ガラスのジェネレーション"が自身の象徴だと語っていたが、それが今回の"ガラスのジェネレーション2006"に繋がっているのだろう。

'83~'84の渡米(ニューヨーク)期間後の彼のストリート・ジャズとラップを取り入れた新しい音楽スタイルは、一時代を築いた"Someday"までの音楽とはまるで異なったもので、以降の日本のミュージックシーンに少なからず衝撃と影響を与えたものだった。
ただ、彼が取り組み続けてきた革新的、前衛的とも言われた音楽は、当時としても決して全てがそのまま受け入れられたものでもなく、「日本ではまだ馴染まないのでは」との批評も含めて賛否両論があったのも事実である。それから早や20余年、このアルバムに収録されている曲の一つ一つは彼の音楽に対する可能性追求の軌跡そのものである。

"ガラスのジェネレーション2006"は、正確にはヴォーカルとピアノのみ昔のトラックを使い、他のパートを新たに演奏し再構成しているということである。
♪ ガラスのジェネレーション
  さよならレボリューション
  つまらない大人にはなりたくない... ♪


我々はつまらない大人になってはいないだろうか?
by karl.helmut | 2006-08-19 23:05 | Others