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「何苦楚日記」を再び読む
田口「セントルイスは野球天国だった」カージナルス50万人世界一パレード

24年ぶりのワールドチャンピオンに輝いたカージナルスがセントルイス市内で優勝パレードを行った。天候にも恵まれ、約50万人が集まったパレードに田口壮外野手(37)も「何回でもチャンピオンになりたいなと思いますね」と興奮を隠せない。祝勝会ではラルーサ監督が真っ先に名前を挙げてたたえた田口は、地元でも超人気者.... (Sports Hochi 2006.10.31

b0024824_20431599.jpg「何苦楚日記」
田口 壮
主婦と生活社、¥1,470(税込)

※現在は絶版中。

これは、田口選手が大リーグへ挑戦した最初の2年間(2002~2003年)、シーズンの大半をマイナー暮らしを強いられた時の出来事を日記形式で書いている本である。

かく言う自分は、オリックス時代の田口選手に対しては特別な感情はもってはいなかった。シドニーオリンピックの日本代表で田口選手が出た時も、世界で戦うにはちょっと線が細いなと感じたのと、大リーグ挑戦を表明した時は、メジャーは正直キツイだろうと思ったくらいだった。

この本では、30才を過ぎて慣れた日本(職場)を離れ、言葉も通じぬアメリカ中西部で日米のギャップ、苦境、逆境に悪戦苦闘しながらも、前向きにユーモラスさえ持って生きていく彼の姿がある。個人的には、この本を読んで彼のファンとなったと言っても過言ではない。
今年のポストシーズンの田口選手の活躍を応援していたら、1年ちょっと前に買ったこの本を思い出して、再読したくなってしまった。

もし今、「海外で戦っているプロスポーツ選手の中で誰を一番応援したいか?」 と聞かれたとしたら、ちょっと迷うが田口壮を挙げると思う。
(その次にたぶん佐藤琢磨がくる....と思う。)

彼は日本で超一流選手だったわけではなく、そして現在、決して恵まれた環境、待遇にいるわけでもない。
日本でスーパースターだった松井秀喜は、世界一を目指してヤンキースに入団し、4年経ったが、未だにワールドチャンピオンにはなれていない。一方、単純にメジャーリーガーを目指した田口選手は、カージナルスで準レギュラーに定着しただけでなく、一気にワールドチャンピオンにまで上り詰めてしまった。

時に勝負の神様は気まぐれだと言われるが、意外に粋なところはあるのかもしれない。
田口選手のアメリカでの軌跡を見ているとそう思えてしまう。

P.S.
ついでに言うと、あまり女子アナという人たちが好きではない私も、田口選手の奥さんである元TBSの(旧姓)香川恵美子アナは好きでした。
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by karl.helmut | 2006-11-05 23:23 | Sports | Comments(0)