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黒髪'80s別館


by karl.helmut
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真価はこれからです

亀田、因縁の再戦は判定勝ち-WBA世界Lフライ級戦

今夏の世界王座決定戦でタイトルを獲得した一戦が「疑惑の判定」と論議を呼んだプロボクシングWBA世界ライトフライ級王者、亀田興毅(20)=協栄=が20日、東京・有明コロシアムで初防衛戦に臨み、王座決定戦で対戦した同級1位、フアン・ランダエタ(28)=ベネズエラ=に3-0の判定で勝ち、因縁の再戦を制した.... (Sanspo.com 2006.12.20

亀田のアウトボクシングの技術はそこそこ評価できるものの、案の定、ランダエタ自体に勝つ気が全く感じられない試合内容で、言って見ればこの結果は予想どおり。

この結果を受けて、前回の疑惑の判定の完全決着だの、晴れて世界チャンピオンだの報じるメディアも出てくるのだろうが、これは前回の試合内容、ジャッジから端を発した騒動がとりあえず落着したというだけで、いわゆる亀田に関する疑惑の完全決着というわけではない。

そもそもの亀田に関する疑惑というものは、それまでフライ級でしか試合をしていない亀田と、元ミニマム級(暫定)王者ながら暫く試合を離れていたランダエタが、何故かいきなりライトフライ級の2位と1位にランキングされて王者決定戦を行ったという世界戦への(普通はあり得ない)過程の不可解さであり、協栄ジムが金と力で亀田をチャンピオンにするために仕組んだという疑惑である。

であるから、本当の意味で亀田の真価が問われるのはこれからの話。
試合後に例の如く亀田クンは、「どんなもんじゃ~い」と息巻いていたが、もし真の王者を自認するのであれば、「3階級制覇が目標なので」とかいう理由をつけて王座返上するような姑息なマネはせず、堂々と統一戦でも行って欲しいものである。

P.S.
前座で行われた次男大毅の試合(1R 37秒KO)の対戦相手の負けっぷりもあまりに露骨。
まぁ、彼等には来年もせいぜい楽しませてもらいましょう。
by karl.helmut | 2006-12-20 23:05 | Sports