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黒髪'80s別館


by karl.helmut
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吉と出るか、凶と出るか

対立候補の持永氏に副知事を打診 東国原知事

東国原英夫知事が先の知事選で対立候補として無所属で自民・公明の推薦を受けた元経済産業省課長の持永哲志氏(46)に副知事就任を打診していることが2日、関係者の話で分かった。持永氏も前向きに検討しているという。東国原知事は「すべての可能性を含め検討中。打診したかどうかを(現時点で)言うべきではない」としている。組織型選挙や官僚出身者による県政運営を否定し、当選を果たしただけに波紋を広げそうだ....
 (宮崎日日新聞 2007.2.2
知事は当選直後のインタビューで、自民党が多数を占めている県議会対策を聞かれた時、
「県議さんの思いも私の思いも、同じく宮崎を良くしようというのであれば心配ありません」と楽観的な発言をしていたので、これは議会にかなり歩み寄るつもりだなとは思っていたが、さすがにここまでとは思わなかった。選挙中の彼の言動からしたらこれは"禁じ手"に近い行為であると同時に、折角の彼の"変革"、"フレッシュ"というイメージが半減である。

確かに、議会運営を楽にしたいという気持ちはわからないでもないが、
「既成政党や団体組織の者には絶対に県政の改革は出来ない。しがらみの無い者だけが新しい県政の建て直しが出来る」と言っていたのはウソだったのだろうか? この言葉に期待して、これまでの県政からの刷新を選択した県民は一体どう思うのだろうか。

これでは、しがらみのない政治を選択したはずなのに、既成政党や古い体質に取り込まれて、これまでの宮崎と何も変わらない可能性さえある。知事が最近よく口にしている「県民総力戦で一丸となって...」は、こういうことではないと思うのだが。。。
いずれにしても、知事は県民に対してちゃんと説明責任を果たすべきだろう。

知事就任後、さかんに宮崎県の観光PRに力を入れている東氏だが、観光政策で成功している地方はほとんどないし(宮崎でもそれが駄目だったことは、当の県民が一番良く知っている)、ましてや緊急課題である財政再建に繋がるものでもない。
「やっぱり、知事よりは東京にある宮崎県のアンテナショップの店長のほうが似合っている」などと揶揄されないように、具体的な実務政策面での"東国原色"を早く出して欲しいものである。
by karl.helmut | 2007-02-03 23:02 | News