これはいけません、笑って済ませられません。
2007年 01月 24日
HIV検査、陽性を陰性と誤通知 仙台の保健所
仙台市は23日、昨年12月7日に宮城野保健所でHIV抗体検査を受けた自称30代の男性に対して、検査結果が陽性であったにもかかわらず陰性と誤って伝えたと発表した。同市内の検査機関から送付された検査報告書を決裁簿に転記する際、50代の女性職員が「陽性」と「陰性」の印を押し間違えたという。(中略)
昨年12月7日には男女各3人の計6人がHIV抗体検査を受けていたが、陽性の結果が出ていたのは、この男性だけだった....
(sankei.web 2007.1.23)
恐らくエイズ検査を受けに来る人は、何か過去にヤバそうな身に覚えがあったりする人が多いのだろうが、こんなうっかりミスがあるとはシャレにもならない。
日本ではまだ陽性の結果が出ることが稀だと思うので、書類押印時も結果が陰性という先入観と惰性で処理をしている職員が意外にいるということではないだろうか。
もちろん、この陽性男にはなんら罪はないのだが、この野に放たれた無自覚な男からの新たな感染被害の可能性を考えると、ミスを起こした職員のほうは罪が大きい。
最近、公共広告機構も「うしくんのエイズ検査体験レポート!」というようなTVCFを流して一般にもエイズ検査の啓蒙活動を行っているが、このようなことがあっては検査自体の信頼性に係わってくる。
ケアレスミスとは、うっかり見落とされるからそう呼ばれるものである。厚生労働省がコメントしているように、本当に今までは同様なことがなかったと断言できるのだろうか?
ニッポンのお役人の言葉だけに全く信じることはできない。
by karl.helmut
| 2007-01-24 23:33
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