最後は泣き落としですか
2007年 01月 27日
堀江被告、涙の最終弁論で無罪主張…ライブドア事件公判
証券取引法違反罪に問われたライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(34)が26日、東京地裁で開かれた最終弁論で「どんな手段でも私を有罪にし主犯に祭り上げ、実刑にしようとする捜査だった」「有無を言わさず『あいつは悪い』と逮捕された」と検察側を批判しながら号泣。懲役4年のキビシイ求刑に対し、 “涙のパフォーマンス”で裁判長に無実を訴えた.... (Sanspo.com 2007.1.27)
「一生懸命、社会のため、会社のため、株主のために頑張ってきたのに『あいつは悪いことをやっている』と逮捕された」
"一生懸命、会社のため"と言いながら、
「細かいことは自分は関わっていない、全て宮内に任せていた。」
「粉飾は一切知らなかった」と、一貫して主張している。
"株主のため"と言いながら、
相変わらず公式に株主への謝罪はなし。
自分の言動を棚に上げておいて、今になってお涙パフォーマンスとは何とも情けない。
今さら泣き落としを見せたとしても、この事件は世間でも国策捜査と言われているように、検察の"有罪決め打ち"逮捕であることは明らかで、ヘタをすると有罪どころか実刑の可能性もある。
ただ、今回も含めて、政治事件、経済事件などを問わず、今の検察が強制捜査をするしない、起訴をするしないを(恣意的に)決める基準は一貫性がなく、不合理な面を感じざるを得ないのも事実である。そういう意味ではホリエモンに対しては少し可愛そうに思うところもある。もし、これまで社会を挑発するかのように続けてきた彼の増長した言動がなければ、検察もここまで動かなかったかもしれない。
日興コーディアルグループは187億円もの利益水増しが発覚し、その悪質さはライブドアにひけをとらないと言われていながら、強制捜査はあっても罰金刑で終わるかもしれないのにねぇ。。。
by karl.helmut
| 2007-01-27 23:35
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