マラソンは果たして文化になれるか?
2007年 02月 15日
東京マラソン仮装OK石原都知事の肝いりで、今年の大会から市民参加型のマラソン大会へと大きく大会概要が変わった東京マラソン。ニューヨークシティマラソン、ロンドンマラソン、ホノルルマラソンなど世界の大都市マラソンに倣って仮装での参加が認めらるようになった。
18日に行われる東京マラソンの事務局は14日までに、大会参加者の仮装を禁止しないと発表した。仮装して走ることが認められている世界の大都市マラソンにならい「新しい文化を育てる」という。ただし、裸を連想させるコスチューム、すその長いスカートや着物は禁止。仮装も楽しみたい参加者には厳しい? ガイドラインが定められた.... (NikkanSports 2007.2.15)
ただ、大会HPを見ると海外のマラソン大会に比べるとまだまだ規制が多いのも事実である。
→ 東京マラソンHP
海外では、気ぐるみでの参加やチャリティの寄付を集めるランナーなどは認められている場合もあるが、日本の大規模マラソンで、それも初の試みということからしたら、まだまだ仕方ないところかも知れない。
逆に言えば、これだけの規制の中でいかに目立つ、奇抜なコスチュームを考えられるかというところが参加者の知恵の見せどころであり、観衆の見どころである。さらに、お遊び感覚のマラソン大会で首都東京を広範囲で交通規制することに対して、都民の反応がどうなのかも興味深いところである。
そこの許容範囲の度合いが、あくまで市民マラソンをスポーツという枠の中で捉えるのか、それとも一つの文化という切り口で捉えられるのかというところの分岐点になるだろう。
by karl.helmut
| 2007-02-15 23:21
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